武器になる哲学@Kindle Unlimited (その2)
武器になる哲学@Kindle Unlimited (その2)
前回の続きでメモを記載します。
フロム”自由からの逃走”
私たちは自由を渇望しています。しかし、フロム自身は「自由からの逃走」という著書を通して、自由に対する認識に疑問を投げかけています。
自由であることは耐え難い孤独と痛烈な責任を伴う。これらに耐えつつなお、真の人間性の発露と言えるような自由を希求することによって初めて人類にとって望ましい社会は生まれるはずですが、しかし、自由がその代償として必然的に生みだす、刺すような孤独と責任の重さに多くの人々は疲れ果て、高価な代償を払って手に入れた「自由」を投げ捨ててナチズムの全体主義に傾斜することを選んだ。
現在の日本の状況にも程度の差はあれど、傾向として見られるのではないでしょうか。
教育なのか、性格なのか、自分で考えて、選択して生きることは、難しいです。
皆と同じように生きる生き方、保証されている生き方の方(保証されているわけじゃないですけどね。。)が、安心感が得られるのは、確かにあると思います。
私も普通に小学校〜大学、就職するという選択をしているあたり、自由に生きる生き方を、その孤独と責任の重さを想像し、知らず知らずのうちに破棄している気がします。
勤めている会社を辞めたくても、10年、20年と続けている人が居ますが、これは自由が生み出す孤独を想像して、疲れ果てて、自由を捨てて嫌でも働き続けてしまうということもあると思います。
これもその一例のような気がします。
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他にも参考になる文章があるので、興味のある方はぜひ。
長くなりすぎてしまうので、後日全体を短くまとめて投稿したいと思います。