コロナ渦で4月の自殺者が減ったことについて
コロナウイルスの影響で4月の自殺者が前年比で20%減ったことがわかったというニュースを見ました。
記事の中で、下記のように書かれているのですが・・・
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、家族ら同居する人が外出せず家にいることや、職場や学校に行く機会が減り、悩むことが少なかったことなどが要因とみられています。
この考察、違うのではないかな、と考えています。
コロナはどんな人間・世代に関わらず、脅威となりました。
このことによって、皆が多かれ少なかれ同じ悩みを抱えることになったかと思います。
全体が同じ苦しみを感じることで孤独感が減り、自殺者が減ったのではないかと考えました。
他の記事も読んでみました。
東日本大震災では景気悪化で自殺者数が増加したそうですね。
警視庁が自殺者についてわかりやすい発表をしていたので、グラフを載せます。
年齢別自殺者数
確かに、学校に行っていた子が、学校が休みになることによってイジメから一時的に離れ、自殺者が減ることはあるかもしれませんが、そもそも元から19歳以下の自殺者は少ないです。50歳以上が圧倒的に多いです。
さらに自殺者の死亡動機を調べてみました。
自殺者の死亡動機
健康問題がほとんどです。
記事の中の「職場や学校に行かないため・・・」というのは、ここでいう学校問題と勤務問題かと思いますが、10%程度です。ここの数が減ったとしても、全体の20%が減ったという説明がつかないかと思います。
わたしは、2つのグラフを見ると、今回のコロナ騒動で自殺者が減ったのは、記事に書かれた内容と違う理由ではないかと考えています。
ということで、冒頭に書いた下記の内容かと思うのです。。
コロナはどんな人間・世代に関わらず、脅威となりました。
このことによって、皆が多かれ少なかれ同じ悩みを抱えることになったかと思います。
全体が同じ苦しみを感じることで孤独感が減り、自殺者が減ったのではないかと考えました。
東日本大震災では、被害のあった方と被害にあわなかった方で、2極化したように思いましたので、今回の騒動で減って、東日本大震災で増えたというところも説明がつくかと思いました。
※あくまでも個人の憶測ですが・・・。